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元スポーツ担当バイヤーがコッソリ教える、お買い得商品を見つける(その2)

スポリート編集長です。


長年販売店のスポーツ商品バイヤーをしてきたので、できる範囲で書いてみようかと考えてみました。内容の保証はできませんが役立つことがあれば。。。


前回の「型番の見方からお買い得商品を見つける(その1)」の続き、今回は外資ブランド編です。


【アディダスの型番】


アディダスですが「adizero/アディゼロ」とか「boost/ブースト」のように商品シリーズというより、少し大きなくくりのカテゴリでイメージされることが多い気がします。
型番は「英2字+数4字」です。
<例>
adiZERO takumi sen BOOST 3 「BA8242」「BA8243」「BA8244」「CG3053」


アディダスはカラーによって型番も別です。サイズ展開が別れている場合はメンズ・レディースで型番が別ユニセックスの場合は型番は同じです。
シリーズ型番(例でいうと「KCD24」)というのも設定されていて、実はカラー番号も設定されているのですが、検索という点では使わなくてもよい知識です。


あえて一般に使えるとすれば直営店ネットショップのURL箇所。

このURLは「シリーズ型番」を利用してますので、入れ替えれば指定商品が検索しなくても見れちゃいます。
ちなみにスポーツ業界の人はみんな(ニューバランス以外)外資ブランドは型番が覚えられない!と困っている。というのは私だけ?


※豆知識

近年開発されたランニングシューズの衝撃吸収材である「boost/ブースト」がイチオシのアディダス。衝撃吸収だけでなく反発して推進力が増すという。
ナイキの「エア」、アシックスの「ゲル」、ミズノの「ウェーブ」に代表されるように、ランニングシューズは機能面のコアテクノロジーが販売上も大事です。
履いて走ってもらって、合わないので返品受けるというわけにはいかないので、こういったテクノロジーを基準にレベル分けすることでランナーが買いやすくなります。
ちなみにブーストは配合量でクッショニング等が走力レベルに応じて選別できるので、用途(レース用なのか、トレーニング用なのか等)で選ぶとよいとされてます。
個人的には未だブーストフォーム(ブーストのある箇所)がホワイトなので、カラーリングが欲しいですね。ただこれも前から言われており、時間の問題でそのうち発売されると考えます。


【ニューバランスの型番】


ニューバランスほど型番のイメージが強く、また型番そのものがブランド化したメーカーも(スポーツブランドでは)他にないでしょう。なので型番うんちくもいっぱい。


有名なところでは573、996、1300、1400などなど。503エドウィン的な。ただしファッション的な面での話。
日本ではスニーカーが売れすぎてスポーツイメージ訴求に苦労されてます。つまりランナーはもっとニューバランス履こうぜ、ということです。


ランニング商品も「英数字の組合せ」ではあるのですが桁数の決まった法則はなく、更に近年は型番方式を変え「性別英字+モデル英字+カラー英数字」のモデルも発売。
昔からある「1040」などは昔の名残として残っておりますが、いずれ新型番方式に統一されるであろうと予想できます。
<例>
HANZOS  「MHANZSM1」「MHANZSH1」「WHANZSM1」「WHANZSH1」
HANZOR  「MHANZRM1」「MHANZRH1」「WHANZRM1」「WHANZRH1」
M1500   「M1500BG3」「M1500BW3」「M1500YO3」
W1500   「W1500PO3」「W1500PB3」


これに加えて、外資メーカーには珍しい「WIDTH/ウィズ」つまり足回りの「足囲」サイズを展開してます。(表記:D、EE、3Eなど)
「WIDTH」は直訳の「幅」ではありません。足囲です。ちなみにワイズは間違った読み方です。ウィズと読みましょう。
ウィズのサイズ表はJIS(日本工業規格)で靴のサイズを検索すると見れます。


※豆知識

一般に欧米では靴の足長とともに、足囲より「足幅」を基準とすることが多いです。逆に日本では「足囲」を基準にします。
外資ブランドの靴がよく一般的に細いと言われるのは、アングロサクソン的な甲が低くて幅が細い足型が基準に作られるためです。なので足長と足幅は気にしても足囲をあまり気にしません。
これに対して外国ブランドであるニューバランスが何故足囲サイズを展開するのか。それは、ニューバランスが矯正靴から発祥したメーカーだからです。足幅が不要というわけではないですが、フィッティングにこだわるからこその足囲(ウィズ)展開。企業文化がみてとれますね。人種的な足型の特徴からなるものですが、日本人にとっては甲の低いか高いが結構問題になります。よくニューバランスが履きやすいと言われるのもこういった点が無関係ではないと私は考えます。

※豆知識

ニューバランスの人気ランニングシューズは「1040」というド定番モデルがありますが、これは実は当初ウルトラマラソン用として発売されました。過去間寛平さんのアースマラソンなどに使われた由緒正しき?超長距離用モデルです。メディアでよく露出されていたせいか、いつ間にかランニング定番モデルとして定着しました。クッショニングも強くてトレーニングに向いているので走るに問題はないのですが。


【ナイキの型番】


ナイキの型番は「数6字+数3字」が基本です。直営ネットショップで「スタイル」と記載されている箇所です。色によりカラー番号3桁が振られており、型番後ろの「****」が該当箇所です。
ファッション的な側面だとLIMITEDな限定モデルを多数発売しており、流通に分けて様々なモデルが存在します。有名なところで商品名にQS:少量先行販売、SE:特別モデルなど。ただしランニングだと関係がないかも。
<例>
ナイキ エア ズーム ペガサス 34 「880555-***」「880560-***」


メンズ・レディースで型番が別ユニセックスの場合は型番は同じというのもアディダスと同じで把握しやすいですね。
セミオーダーシステム「NIKEiD」をいち早く始めたのもナイキ。業界最大手でありながら常に革新的なシューズブランドです。当初はライフスタイルモデルくらいだったのですが、今ではランニングシューズのNIKEiDも増えてきてます。

※豆知識

ナイキの衝撃吸収といえば「エア」が有名ですよね。実はこれ特許が切れて近年エア搭載のシューズが各所から発売されてます。でもエアといえばナイキじゃないと買う気になれないところが不思議。ブランディングの妙というところでしょうか。


【プーマの型番】


プーマの型番は「数6字+数2字」になります。直営ネットショップでは「品番」と書かれていますね。メンズ・レディースで型番が別で、色によりカラー番号2桁が振られており、型番後ろの「**」が該当箇所です。
<例>
スピード 500 イグナイト V2    「189952-**」
スピード 500 イグナイト V2 ワイド 「190601_**」


機能・素材などを変えて同じ商品シリーズであっても「違う商品」として扱うことが多いです。また、ランナーの走力に対してレベル分けを明示しているので選びやすいシューズです。どのモデルもひと目でプーマと分かるのも良いですね。


ランニングのモデルとしては「イグナイト」シリーズが有名ですが、これは主にミッドソールに「イグナイトフォーム」という素材を使っているモデルです。アディダスの「ブーストフォーム」に近いイメージですが、ヒールストライクから始まる着地に対し衝撃吸収と反発までを兼ね備えた素材とされています。よって商品名の数字が大きい=イグナイトフォームを多く使っている=クッションが強い=重量がある=どちらかというとトレーニング向き、という感じで選んでいきます。V2とかV3とかはシリーズの継続を表しています。


※豆知識

最近プーマが発売した「NETFIT」は無限の結び方と言っているように、靴紐の通し場所が自分で調整できるので個別の足に対してフィッティングできるのがウリです。ただし元々(外資ブランドらしく)足幅が細め。万能ではないので、足幅を合わせようとして無理に足長の大きめサイズを選んでも、捨て寸(指先からの空間の遊び)が大きすぎて紐で調整しても適正なフィットになりません。ただ、今までプーマを履いていた人には非常にありがたいシステムと言えますし、微妙なサイズ感だった方が履ける可能性もでてきました。単に靴紐通す位置の問題だけだったので盲点といえばそれまでですが、靴の進化を感じる商品ですね。